カスタマーの購買意欲をかき立てる

トピック

オンラインショッピングでカスタマーの購買意欲をかき立てることは、ビジネスを安定させる上でとても重要です。Product Advertising API が提供している多数のオペレーションとレスポンスグループを利用して、商品に対するカスタマーの興味を刺激し、売り上げの向上につなげることができます。この章を通じて、Web サイトの販売力を強化する方法について説明します。

カスタマーレビューと出品者レビュー

Amazon でショッピングする際の大きな利点の1つは、商品と出品者に関するたくさんのカスタマーレビューを参考にできることです。商品や出品者に関する肯定的なカスタマーレビューは、カスタマーの商品購入を後押しすることになります。

Product Advertising API とAmazon は、カスタマーコミュニティを推進しています。カスタマーレビューはコミュニティの1つの側面です。それ以外の側面としては、カスタマーがプレゼントとして欲しい商品を指定している、ほしい物リスト、ウェディングレジストリ、ベビーレジストリ (後者2つは US のみ) があります。

Product Advertising API のこれらの機能は全て読み取り専用です。つまり、カスタマーレビューやさまざまなカスタマーリストを Product Advertising API のオペレーションを使用して取得することはできますが、新しいカスタマーレビューやリストを作成することはできません。カスタマーは、Amazon Web サイトと各自のカスタマーアカウントを使用してレビューとリストを作成します。

カスタマーレビューの取得

カスタマーレビューを返す方法は2通りあります。1つはCustomerReviewsレスポンスグループを使用する方法で、もう1つはSmall レスポンスグループからカスタマーレビューのリンクを取得する方法です。Smallレスポンスグループとその全ての親レスポンスグループは、次のようなカスタマーレビューリンクを返します。

http://www.amazon.com/review/product/B000IHL51S%3FSubscriptionId%3D1EXAMPLEs%26linkCode
%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D386001%26creativeASIN%3DB000IHL51S 

CustomerReviews レスポンスグループを使用してカスタマーレビューを返すには

  • 次のように CustomerContentLookup オペレーションで CustomerReviews レスポンスグループを使用します。

    http://ecs.amazonaws.com/onca/xml?
    Service=AWSECommerceService&
    AWSAccessKeyId=[AWS アクセスキー ID]&
    Operation=CustomerContentLookup&
    CustomerId=[ID]&
    ResponseGroup=CustomerReviews&
    
[注]注意

CustomerReviews レスポンスグループは、US サイトでのみ有効です。

DetailPageURL (ページ自体)には、カスタマーレビューが含まれています。次の画面例は、カスタマーレビューを表示するDetailPageURL Web ページの一部を示しています。

このページで、「レビューをすべて見る」というリンクを使用すると、そのユーザのほかの商品のレビューを読むことができます。

レビューの並べ替え

ReviewSortパラメータを使用すると、レスポンス内でレビューを並べ替える順序を指定できます。使用できるオプションを次の表に示します。

並べ替えの値説明
-HelpfulVotes最も役立つレビューを先頭に表示します。
HelpfulVotes最も役立つレビューを最後に表示します。
-OverallRating最高のレビューを先頭に表示します。
OverallRating最高のレビューを最後に表示します。
-SubmissionDate (デフォルト)最新のレビューを先頭に表示します。
SubmissionDate最新のレビューを最後に表示します。

エディトリアルレビューの取得

カスタマーレビューの表示以外に、 EditorialReviews レスポンスグループでは、マーチャントによる商品の説明を提供しています。この情報は、レビューというよりも、製品説明に近い内容です。 EditorialReviews レスポンスグループの内容は、 ItemLookup, ItemSearch, ListLookup, または SimilarityLookup リクエストの一部として個別に表示できます。また、次の画面に示すように、エディトリアルレビューは、DetailPageURL Web ページの「商品の説明」セクションに返されます。

本の場合、エディトリアルレビューは、DetailPageURL Web ページにほかのレビューとは分けて表示されます。次に例を示します。

次のXML例は、Product Advertising API の EditorialReview レスポンスの一部を示しています。

<EditorialReview>
  <Source>Bookwire, April 07, 2006</Source> 
  <Content>——Rich characters, unexpected plot development,and underlying themes of hope, lofty ideals, educational excellence, and historical pride.</Content> 
</EditorialReview>

「エディトリアルレビュー」セクションには、著者による本の解説も含まれています。

出品者フィードバックの取得

Amazon 以外の誰かが商品を出品している場合、カスタマーは出品者の評判がよいことを確認したいものです。これまで会ったことがなく、これからも会うことがないマーチャントに送金することになるので、カスタマーは詐欺に遭うのではないかという不安を抱く可能性があるからです。出品者のカスタマーレビューを提供することで、インターネット上での商品購入に関してカスタマーがおそらく抱くであろうと考えられる不安感を取り除くことができます。

Amazon リテール Web サイトの出品者フィードバックの例を次の画面に示します。

Product Advertising API は、同じ情報を Seller レスポンスグループで返します。これは次に示すように、 SellerLookup リクエストで使用できます。

http://ecs.amazonaws.com/onca/xml?
Service=AWSECommerceService&
AWSAccessKeyId=[ID]&
Operation=SellerLookup&
SellerId=[Seller ID]&
ResponseGroup=Seller

次のXMLコードは、このリクエストに対するレスポンスの一部です。

<Seller>
  <SellerId>A8989898989963</SellerId>
  <Nickname>alphabooks</Nickname>
  <GlancePage>http://www.amazon.com/gp/help/seller/at-a-glance.html?seller=A898
9898989963&marketplaceSeller=1</GlancePage>
  <Location>
    <City>Fort Smith</City>
    <State>AR</State>
  </Location>
  <AverageFeedbackRating>4.9</AverageFeedbackRating>
  <TotalFeedback>325</TotalFeedback>
  <TotalFeedbackPages>65</TotalFeedbackPages>
  <SellerFeedback>
    <Feedback>
      <Rating>5</Rating>
      <Comment>fast shipping, great product, absolutely no   complaints here! A+</Comment>
      <Date>2005-11-22T03:25+0000</Date>
      <RatedBy>A345656565656I</RatedBy>
    </Feedback>
    <Feedback>
      <Rating>5</Rating>
      <Comment>Great, thanks for fast shipping!</Comment>
      <Date>2005-11-21T14:52+0000</Date>
      <RatedBy>A1212121212203</RatedBy>
    </Feedback>

このレスポンス例は、出品者IDとニックネームを表示しています。出品者のカスタマーによる評価(おすすめ度)は、星の数で表されており、星5個が最高の評価になります。Rating は、特定のカスタマーによる出品者の評価を示します。AverageFeedbackRatingは、全てのカスタマーによる出品者の評価の平均を示します。その TotalFeedbackは、出品者を評価したカスタマーの数を示します。

要約情報に加え、Seller レスポンスグループは、すべてのカスタマーレビューの内容も返します。上の例は、最初の2つのレビューを表示しています。カスタマーレビューの数は多数に及ぶ可能性があるため、FeedbackPageパラメータを SellerLookup リクエストで使用し、返すページ(1ページあたりのレビューは10個)を指定することができます。

全ての出品者レビューの要約情報は、 SellerLookup によってGlancePage要素でデフォルトで返される一覧ページに含まれています。次に例を示します。

<GlancePage>http://www.amazon.com/gp/help/seller/at-a-glance.html?seller=[Seller ID]&marketplaceSeller=1</GlancePage>

marketplaceSellerの値1 (True を表すブール値)は、出品者が Amazon マーケットプレイスにも出品していることを示します。つまり、出品者の商品は、Amazon.co.jp と出品者の Web サイトの両方にあります。

Web ブラウザにGlancePageのURLを入力すると、出品者の一覧ページが表示されます。このページには、出品者の肯定的なレビューと否定的なレビューの数が、表形式で表示されます。Amazon リテール Web サイトには一覧ページ情報が表示されます。その一部を次に示します。

この例から、 SellerLookup が出品者に関する重要な情報を返すことがわかります。 ItemSearch および ItemLookup リクエストは、出品者が出品した商品に関する情報も返すことができますが、 SellerLookup, SellerListingSearch, および SellerListingLookup から返される情報のほうが詳しい内容になっています。

他の出品者レビューを返す

カスタマーレビューを読んだあとに浮かぶ1つの疑問は、カスタマーレビューがどれだけ妥当かということです。その質問に答える1つの方法は、レビュアーのすべてのレビューにアクセスすることです。

Seller レスポンスグループは、レビュアーのカスタマーIDをRatedBy 要素で返します。他のレビューを返すには、次に示すように、 CustomerContentLookup オペレーションでそのカスタマーIDを使用し、 CustomerReviews レスポンスグループを指定します。

http://ecs.amazonaws.com/onca/xml?
Service=AWSECommerceService&
AWSAccessKeyId=[AWS アクセスキー ID]&
Operation=CustomerContentLookup&
CustomerId=[カスタマーID]&
ResponseGroup=CustomerReviews&

次のXMLコードは、レスポンスの一部を示しています。

<CustomerReviews>
  <TotalReviews>8</TotalReviews> 
  <TotalReviewPages>1</TotalReviewPages> 
  <Review>
    <ASIN>6305692688</ASIN> 
    <Rating>1</Rating> 
    <HelpfulVotes>22</HelpfulVotes> 
    <TotalVotes>36</TotalVotes> 
    <Date>2000-02-29</Date> 
    <Summary>one star is indeed one too many</Summary> 
    <Content>Let's face facts. This is a terrible, terrible movie. We have to guess that all involved in this project are hiding. Really, I'm generally quite easy on movies, but this endless stream of uninteresting battle scenes with pointless dialogue and no discernable plot is perhaps one of the worst movies ever made. Sorry if this seems harsh, but I just don't want anyone to buy it unknowingly.</Content> 
    </Review>

このレスポンスは、このレビュアーが8つの商品のレビューを掲載していることを示しています。この例のレビューは、ASIN が 6305692688 の商品に関するものであり、レビュアーは星を1つしか付けていません。レビューを読んだ36人のうちの22人が、このレビューが参考になったと投票しています。レビューの残りには、レビューの日付と要約、レビューの全文が含まれます。

カスタマーがレビュアーのすべてのレビューを参照できるようにすることで、カスタマーは、レビュアーの意見に偏りがないかどうかを知ることができます。

他の人に商品を勧める

Small レスポンスグループとその親レスポンスグループは、次のような "Tell Your Friend" リンクを返します。

http://www.amazon.com/gp/pdp/taf/B000IHL51S%3FSubscriptionId%3D1C36YNE9WHA6T34ADPR2%26tag%3Dws%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D386001%26creativeASIN%3DB000IHL51S 

このリンクは Eメールアプリケーションを起動し、カスタマーが友人に簡単に Eメールを送信できるようにします。

ショッピングカートの商品からニューリリースを返す

売り上げをさらに増強するには、ショッピングカート内の商品に類似した新商品をカスタマーに提示するという方法があります。CartNewReleases レスポンスグループを使用するという方法では、それが可能です。このレスポンスグループは、ほとんどのカートオペレーションで使用できます。

CartNewReleases レスポンスグループは、カートオペレーションで指定された商品のルートカテゴリの上位5つのニューリリースのASINとタイトルを返します。例えば、カートにテレビを追加すると、ルートカテゴリである家電&カメラの上位5つのニューリリースが返されます。

次のリクエストでは、新たに作成されたショッピングカートに商品が2度追加されます。

http://ecs.amazonaws.com/onca/xml?
Service=AWSECommerceService&
AWSAccessKeyId=[AWS アクセスキー ID]&
AssociateId=ws&
Operation=CartCreate&
Item.1.ASIN=B000062TU1&
MergeCart=True&
Item.1.Quantity=2&
ResponseGroup=CartNewReleases

レスポンスには、ルート製品カテゴリのニューリリースが含まれます。

<NewReleases>
  <NewRelease>
    <ASIN>B00005JOFQ</ASIN>
    <Title>Brokeback Mountain (Widescreen Edition)</Title>
  </NewRelease>
</NewReleases>

発送オプション

発送オプションは、通常、 OfferListing 要素の子要素に明記されます。このような子要素の1つがIsEligibleForSuperSaverShippingです。これは、商品が配送料無料の対象かどうかを示すブール値です。この値は読み取り専用であり、設定はできません。