これまで説明したように、階層を下に移動すると検索が絞り込まれます。また、階層を上に移動すれば、商品のルートカテゴリなどを検索することもできます。例えば、カービングナイフなどの商品が関連付けられているノードがあり、階層を上に移動してナイフのルートカテゴリを検索し、別のリクエストで TopSellers レスポンスグループを使用して、その商品カテゴリのベストセラーを返すことができます。カスタマーは、これらのベストセラーに興味を持つ可能性があります。
BrowseNodeLookup オペレーションは、ブラウズノード階層を移動するための最も直接的な方法です。このオペレーションでブラウズノードIDを指定すると、ブラウズノードの名前と、直接の子ノードと親ノードを返します。次のリクエストに対するレスポンスをご参照ください。
http://ecs.amazonaws.com/onca/xml?
Service=AWSECommerceService&
AWSAccessKeyId=[Access Key ID&
Operation=BrowseNodeLookup
&
BrowseNodeId=11232&
ResponseGroup=BrowseNodeInfo
レスポンスの一部を次に示します。
<Item> <ASIN>0131856340</ASIN> <BrowseNodes> <BrowseNode> <BrowseNodeId>11232</BrowseNodeId> <Name> Social Sciences</Name> <Ancestors> <BrowseNode> <BrowseNodeId>53</BrowseNodeId> <Name>Nonfiction</Name> <Ancestors> <BrowseNode> <BrowseNodeId>1000</BrowseNodeId> <Name>Subjects</Name> <Ancestors> <BrowseNode> <BrowseNodeId>283155</BrowseNodeId> <Name>Books</Name> </BrowseNode> </Ancestors> </BrowseNode> </Ancestors> </BrowseNode> </Ancestors> <Children> <BrowseNode> <BrowseNodeId>11233</BrowseNodeId> <Name>Anthropology</Name> </BrowseNode> <BrowseNode> <BrowseNodeId>11242</BrowseNodeId> <Name>Archaeology</Name> </BrowseNode> <BrowseNode> <BrowseNodeId>3048861</BrowseNodeId> <Name>Children's Studies</Name> </BrowseNode> </Children> </BrowseNodes>
ツリーを下に移動するには、該当するブラウズノードIDを選択し、適切なブラウズノードに移動するまで BrowseNodeLookup
オペレーションを繰り返します。
ツリーを上に移動する場合も同様です。BrowseNodeLookup オペレーションは、デフォルトでブラウズノードの全ての上位パスを返しますが、各ノードの親ブラウズノードを1つしか返さないという制限があります。つまり、ノードに複数の親がある場合、レスポンスには1つの親ノードしか含まれません。どのノードが返されるかは決まっていません。そのため、ブラウズノード階層を上に移動する際には、一度に1階層ずつ移動することをおすすめします。
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